コラム

簡易裁判所代理権とは

何らかのトラブルが起こった時、裁判による解決を必要とすることもあるでしょう。
その際「簡易裁判所代理権」が与えられる場合があります。
そこで今回は、簡易裁判所代理権についてまとめました。
▼簡易裁判所代理権の定義とは
■簡易裁判所の代わりを担う権限
簡易裁判所は民事と刑事の両方に対応していますが、内容は比較的軽微なものに限られます。
ただ内容が軽微な分、どうしても取扱件数は増えます。
そこで、簡易裁判所が法律家に与えるのが「簡易裁判所代理権」です。
この権限によって、裁判所の代わりに法律家が業務を担えます。
▼権限を与えられるのは?
簡易裁判所代理権を与えられるのは、弁護士と司法書士です。
140万円以下の事件の訴訟代理人として裁判の手続きを行うほか、代理人との交渉も手掛けます。
▼司法書士への相談がおすすめの理由
2002(平成14)年に「司法書士法」が改正されるまでは、弁護士でなければ代わりを務めることはできませんでした。
司法書士が加わったのは、長年にわたって地域住民に寄り添った司法サービスを手掛けてきたためです。
そもそも司法書士は、法務局や裁判所・検察庁への提出書類を作成する専門家です。
豊富な法律知識を持っており「庶民のための法律家」として頼りにされています。
もし簡易裁判所が扱うトラブルに遭遇した時は、司法書士への相談がおすすめです。
交渉から書類の作成・提出まで、広範囲に対応してくれます。
▼まとめ
「簡易裁判所代理権」とは、簡易裁判所が法律家に与える権限のことです。
権限が与えられる法律家は、弁護士と司法書士に限られます。
司法書士は法律の知識と書類作成の両面で頼りになるため、相談するには最適です。
町田市でトラブルにお困りの際は『半田和也司法書士事務所』にご相談ください。
解決に向けて、全力でサポートいたします。

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